2017.1.11 | カテゴリ:ブログ
えべっさん

おはようございます。
サイモントン療法認定トレーナーの 田村祐樹です。
2017年も10日ほど経ちましたが、
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
今年は、酉年。
我が家では、私の母と娘が
酉年生まれ。
ちょうど、60歳の年の差。
ありがたいことに、
二人とも仲良し(^^)
嬉しい限りです!
さて、1月10日と言えば、皆さまは
何を思い浮かべますでしょうか?
私は、「えべっさん」です。
子どもの頃、とても楽しみに
していた「お祭り」のことです。
関西人にとっては、とても
馴染みのある言葉ですが、
関東の方は、ピンと来ない方も
いらっしゃるようです。
関東では、同じタイプのお祭りは
「酉の市」のようですよ。
さて、このお祭りは、関西中心に
「恵比寿神(えびすのかみ)」を
祭る神社で行われます。
(恵比須神は、福徳の神として信仰
される7神(七福神)の一員です)
特に有名なのは兵庫県西宮市の
「西宮戎(にしのみやえびす)」と、
大阪の「今宮戎(いまみやえびす)」
ですが、私の実家のあたりは、
近所のお宮さん(神社)で
行われていました。
その日は、縁日のように、
出店や屋台が出ていて賑やかです。
当時、1月10日は、小学校が終わると、
すぐさま家に帰り、
「ただいま~」と
「行ってきま~す」が、
ほぼ同時くらいに、
お宮さんへまっしぐら。
お宮さんに着くと、お小遣いを握り
しめて、あるところに並ぶのです。
それは、「えべっさん」の「くじ」を
買うために、なのです。
ピンポン玉より、一回り小さい
「くす玉」のようなものの中に、
くじが入っていて、
いろいろなものが「当たり」ます。
記憶を辿ると、
特賞級は、樽酒や、お米、
七福神の大熊手、など。
一等級は、醤油一升瓶、宝船、小さ目の
熊手、おかめ・ひょっとこ、など
二等級は、大判小判、米俵、
などの縁起物
三等や四等級は、小さな飾りものや、
日用雑貨品が主。
まずは、5個買って、くじを見ます。
そして、また並び、
もう一回、5個買います。
くす玉を、一個開けるたびに、
一喜一憂!
「やったー」とか
「よし!」で、笑顔もあれば、
「あ~、あかん・・」とか
「またや~、あ~あ・・」で、
しょんぼり・・
とにかく、心躍る瞬間です。
小さいころは、醤油一升瓶が
当たると、嬉しくて、嬉しくて
仕方がありませんでした。
同時に、醤油二本を当てた時、
係りのおじさんに、
「ぼく、大丈夫か、持てるか?」と、
声をかけられても、
「うん、大丈夫や!僕、持てるもん」と、
自慢げに言っていたのを
思い出します(^^)
小さいころは、熊手や、宝船の
意味も解らず、祖父に
「良いの当てたな!凄いな!」と
言われて、初めて「そうなんや~」と
思っていましたね。
くじ運は、時の運。
いい時もあれば、
そうでないときもあり・・
ある年は、
タワシばかり当てた時もありました。
毎年1月9日が「宵戎(よいえびす)」、
10日が「十日戎(とおかえびす)」、
11日が「残り福(のこりふく)」と
呼ばれています。
いつもは、10日に行って
終わりなのですが、
なかなか思うようなものが当たらず、
ショボンとしていると、
祖父や祖母に、11日にもお宮さんへ
連れて行ってもらったことを
思い出します。
懐かしいお祭り・・
大好きだった「えべっさん」・・
色々なシーンが思い出され・・
思わず、顔がほころび・・
そして、苦笑いも・・
こころも、
その日、その時、その瞬間に戻るよう・・
もう、何年も行っていませんね~
久しぶりに、実家に帰って
行ってみようかな~
思い立ったら吉日・・
気づいたときに、後回しせず、
自分で自分に、いい時間を・・
そうそう、
水やり、水やり(^0^)
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◆執筆者プロフィール◆
田村祐樹(たむらひろき)
ニックネーム:くまさん
緩和ケア医、医学博士
サイモントン療法認定トレーナー
NPO法人サイモントン療法協会副理事長
☆好きなもの・こと
料理をつくる
特にスープやオーブン料理
ガーデニング、旅行、温泉
☆好きな言葉
「だいじょうぶ」
「ありがたいな~」
「ほっこり」
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