2016.10.10 | カテゴリ:ブログ
心休まるお気に入りの場所

みなさま
おはようございます。
サイモントン療法認定トレーナーの
田村祐樹です。
10月となり、朝夕のひんやりした空気を
感じるころとなりました。
稲刈り後をみれば、
新たな芽が出て、伸び育ち、
一部には再び、稲の実がなっている
ところがあります。
自然の力は、すごいですね。
さて、私は、先週の金曜・土曜の二日間、
飛騨高山に滞在していました。
実は、千光寺というお寺で、
日本スピリチャルケアワーカー協会主催の
サイモントン療法の研修会を、
年に一回行っています。
飛騨国千光寺は、
縄文弥生の古え薫る仁徳天皇の御代、
今から1600年前に飛騨の豪族
両面宿儺(りょうめんすくな)が開山し、
約1200年前に
真如親王(弘法大師の十大弟子の一人)が
建立された古刹です。
さらに最近は「円空仏の寺」としても、
その名は広く知られています。
「飛騨の円空展」が、
各地で行われていることを
ご存じの方も多いかなと思います。
現在は、
高野山真言宗に属する密教寺院で、
山岳仏教の修行の古風を
現代に伝えています。
海抜900メートルの
袈裟山に広がる寺の境内には、
大慈門の近くに「円空仏寺宝館」があり、
館内には六十三体の円空仏と
寺宝の一部が展示開放され、
年間2~3万人の拝観者が訪れています。
千光寺は本堂や庫裡などの建物のみならず、
袈裟山全体が信仰の対象となっております。
このふもとからお寺に向かう
道筋・途中からでも、
山や森、草木に至るまで
素晴らしいエネルギーを
感じる空間・場所です。
毎年、このお寺に伺えること、そして、
ご住職の大下大圓さんに会えることが、
私の喜びの一つです。
このお寺の境内に入ると、
日常から離れた静寂が迎えてくれ、
あっという間に、
日ごろの心の澱みを消し去ってくれます。
透きとおった空気が、
ひと呼吸、ひと呼吸するたびに、
こころもからだも
自然に還してくれるようです。
抗うことなく、取り繕うことなく、
「私が私であってよい」と、
すーっと思わせてくるところ・・・
そのような場所があるということ、
ありがたいことです!
そして、いつも同じように、
微笑で迎えてくれる住職さん。
本当にありがたいことです!
さて研修会は、
お寺で一泊二日の工程で行いますので、
二日目の朝は、勤行から始まります。
朝早く、本堂に集まり、
1時間ほどお経を読んだり、
瞑想をしたり、お話を聴いたりします。
朝食は、茶がゆ、地野菜、お惣菜を頂き、
身も心も温まります。
こちらの茶がゆは、本当に美味しいです!
さて、研究会場には暖炉があり、
今回は二日間とも、暖炉に火を灯しながら
レクチャー、グループワーク、
そしてメディテーションを行いました。
時々、暖炉から
「パチパチ、パチッ・・」と音が鳴り、
不思議と心が和みます。
研修生の方々も、
各トピックが進むにつれ、
サイモントンのエッセンスが伝わり、
健やかで康らかな表情になっていかれました。
研修会終了時、
参加者の方々から感想を頂きましたが、
そのひとなりに、
ご自身の心の土台をしっかりと持ちながら、
サイモントンのエッセンスを
其々お持ち帰りいただけそうな
お言葉を頂きました。
そして、かつ、この場が本当に良かった、
ここで過ごせてよかったと、
参加者の誰もが口にされていたのが
印象的でした。
私が感じていたように、
研修生皆さんも
同じ思いだったということがわかり、
どなたにおいても、
この場の力、雰囲気、が
大いなる力になっているのだなと
感じいった事柄でした。
研修会後は、一息ついて、
「さてと・・」と、
千光寺よりさらなる山合いにある、
お気に入りの温泉に、
数年ぶりに立ち寄りました(^^)
以前いつ行ったのはいつだったかな?
と考えるくらい久しぶりですが、
来てよかった!と、
思わず口に出てしまうような温泉
「恵比須の湯」
みなさん、一度、飛騨・高山に、
足を運んでみてくださいませ。
その場が持つ、素晴らしい力、
心休まるひと時、叡智を、
感じさせてくれるでしょう!
私も、次回、来年の秋を楽しみにしつつ、
過ごしたいな~と思いめぐらせています。
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◆執筆者プロフィール◆
田村祐樹(たむらひろき)
ニックネーム:くまさん
緩和ケア医、医学博士
サイモントン療法認定トレーナー
NPO法人サイモントン療法協会副理事長
好きなもの・こと:料理をつくる
特にスープやオーブン料理
ガーデニング、旅行、温泉
好きな言葉:「だいじょうぶ」
「ありがたいな~」
「ほっこり」
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